アルコールと健康│豆知識コーナー|練馬区 大泉学園の肝臓専門医・内科 大井手クリニック

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2002年1月1日

アルコールと健康

アルコール性肝障害

アルコールと健康
新年明けましておめでとうございます。本年も宜しくお願い致します。今月からアルコールと健康についてしばらく連載します。今回は最もアルコールと関係が深い肝臓についてです。年末から年始にかけて飲む機会が増え、肉体的にも経済的?にも大変な季節だと思います。普段から付き合い酒が多い方はなおさらではないでしょうか。なぜこの世の中にアルコールなんぞという代物があるのか、誰が考え出し、飲み始めたのか、今更考えてもしょうがないので止めますが、個人的に楽しんだり、社交上重要な手段だったりと、我々はアルコールの恩恵を受けているわけですが、その一方で、諸刃の刃というか、依存症を来すため、飲み過ぎると健康に障害をもたらします。その最たるものの一つがアルコール性肝障害です。では、どのぐらい飲むといけないのか、皆が肝臓を悪くするのか、赤くなる人とならない人で違うのか、鍛えれば強くなるのか。アルコールは大部分が小腸から吸収されて肝臓に入り、肝細胞でアルコール脱水素酵素とアルデヒド脱水素酵素で酸化され、最終的に水と二酸化炭素に代謝されます。
この代謝経路に負担がかかりすぎると様々な反応が起こり、肝細胞やその周囲に異常を来すのがアルコール性肝障害です。病理学的には脂肪肝、線維症、肝炎、肝硬変などに分類され、欧米人には肝炎が、日本人には脂肪肝と線維症が多いのが特徴です。アルコール代謝能には個人差があり、両親の体質を受け継いで遺伝的に規定されており、鍛えてもだめな人はだめなのです。

上手なお酒の飲み方

アルコールを飲むと胃で一部代謝されますがほとんどが小腸から吸収されて門脈を通って肝臓に入ります。空腹ではアルコールの吸収率が高くなり、肝臓に負担がかかり易いばかりでなく酔いやすいので、食事、特に高タンパクの豆腐、枝豆、卵、肉類を食べながらゆっくりと飲んで下さい。肝臓のアルコール処理能力は年齢と伴に低下しますが、体重50kgの人でだいたい1時間に日本酒1/4合位です。また、飲む量は日本酒なら2合、ビールなら大2本、ウイスキーならダブル2杯までなら許容内でしょう。
また休肝日をつくって肝臓というアルコール処理工場をやすめることが大事です。俗にチャンポンすると酔い易い、悪酔いしたといいますが、これは単に複数のアルコールを飲んだ結果、量が増えただけの話です。アルコールに強い弱いは先天的に決まっており、顔が赤くなったり、どきどきする人はアルコール代謝酵素が弱い人です。赤くなりながら飲んでいる人は少量でも肝臓を悪くしやすいタイプです。
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