頭痛│豆知識コーナー|練馬区 大泉学園の肝臓専門医・内科 大井手クリニック

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練馬区の肝臓の専門医です。経鼻内視鏡検査も行っています。

豆知識コーナー

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2008年5月1日

頭痛

ハイライト
●髄膜炎・脳炎
●神経痛
●うつ病
●脳脊髄液減少症
●ゴルフ頭痛

諸々の頭痛-その2-

今回も頭痛の話を続けます。
【髄膜炎・脳炎】
脳は硬膜、くも膜、軟膜という3枚の膜で覆われています。この膜(髄膜)に炎症が生じると頭痛が起こります。炎症を起こす原因は様々ですが、最も多いのはウイルスや細菌です。結核菌が原因になることもあります。その他に、白血病細胞が髄膜に炎症を起こしたり、ガン細胞が髄膜に侵入して髄膜炎を起こします。症状は頭痛と吐き気で、首が硬くなったり、光や音に敏感になったりします。ウイルスや細菌による髄膜炎では発熱やだるさを伴います。吐き気や嘔吐の原因は、炎症によって髄液の産生が過剰となったり、髄液の吸収が阻害されて髄液過剰となり、頭蓋内圧が高くなるためです。時には、髄膜の周りにある血管が詰まって、脳梗塞になることもあります。髄膜の炎症が脳に波及すると脳炎を発症します。原因は髄膜炎と同じですが、その他にアレルギー反応や免疫反応によることもあります。麻疹の後に長い年月をかけて起きる脳炎があります(亜急性硬化性汎脳炎)。脳に炎症が起こっているので、そこを支配している神経症状、運動麻痺、視野欠損、認知症などを認め、ボーッとした意識障害を伴います。
【神経痛】
神経が圧迫されたり、傷害されたり、血液循環が悪くなって酸素不足になった時に痛みます。頭の痛さとして感じる神経痛としては「大後頭神経痛」があります。大後頭神経は脊髄から出て首の後ろの筋肉の間から頭の表面に出てくる神経です。この神経が首の骨、頸椎の変形があって圧迫されたり、神経が筋膜を貫く際に肩こりで筋肉が固くなっていたりすると、その部分でぎゅっと締め付けられて神経痛の原因になります。頭の後ろから頭の外側にかけてズキンという激痛が走ります。最初のうちは軽いズキンですが、ひどくなると数秒おきにズキン、ズキンと痛みが走り、仕事が手につかなくなります。この痛みは長くパソコンを使う人、同じ姿勢で長時間目や手を使う人、重い物を一日中持って歩く仕事をする人に起こりやすいようです。こうした痛みを感じたら、自分の姿勢や仕事のやり方を見直し、休憩してストレッチをしたりしてリラックスすることが必要です。それでも痛みが続く場合は、病院で頸椎をントゲンでチェックしたり、筋肉を柔らかくする筋弛緩剤や神経を保護するビタミンB12などで対応すれば良くなります。
【うつ病による頭痛】
頭痛薬を飲んでも治らない時には睡眠状況やストレス、食欲、家庭環境、仕事環境などを詳しく聞くと、うつ病が原因であることがあります。この場合には抗うつ剤で改善します。
【その他の頭痛】
起きると頭痛がして、横になると改善したり、息んだり頭を振ったりすると頭痛がする場合があります。何とか日常生活を試みようとしても起きあがると頭痛がするため、学校や会社を休むようになり、仮病と思われてしまうことがありますが、実は脳脊髄液が減少して髄液圧が低下することが原因で、「脳脊髄液減少症」という病名があります。原因不明だったり、交通事故でむち打ち症になった後に起こり、最近注目されている疾患です。「ゴルフ頭痛」といって、ドライバーで飛ばそうとして思いっきり振ったとたんに後頭部に激痛が走ってめまいやふらつきを自覚します。首の骨の両脇には椎骨動脈という血管が走っており、首を激しく捻った時にこの動脈の一部が剥がれてしまうことがあります。カイロプラクティックの施術中に急に首を捻られると同じ事が起こります。その他に卒業生総代頭痛、飛行機頭痛、入浴頭痛、洗髪頭痛、あくび頭痛、笑い頭痛などがあります。
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