変形性膝関節症│豆知識コーナー|練馬区 大泉学園の肝臓専門医・内科 大井手クリニック

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豆知識コーナー

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2008年9月1日

変形性膝関節症

ハイライト
●軟骨の変性・摩耗
●O脚
●荷重歩行訓練
●等張性膝伸展筋訓練

期待がもてる運動療法

変形性膝関節症
変形性膝関節症(OA)とは加齢と共に膝関節の軟骨が変性、摩耗し、関節の中で膝上と膝下の骨が直接ぶつかるために疼痛を自覚する疾患です。進行すると関節を動かす範囲が狭くなり、正座やしゃがむ動作が苦痛になります。階段の上り下り、特に下りがつらくなり、歩行困難となります。いわゆる「水が溜まる」というのは骨同士がぶつかり合って関節内で炎症が起こったためです。
さらに進行するとがに股(O脚)になってきます。痛みと不安から外出を控えるようなるなど、運動量が少なくなり筋力や骨強度がさらに低下して骨折しやすい状況になります。この病気は50歳以降から急激に増え始めます。我が国では約1000万人いると推定されています。下肢(足)の筋力低下が大きな原因ですが、これは関節を包むようにして太ももの筋肉が膝下まで伸びていますが、この衰えが膝への負担を増やします。筋力の弱い女性患者数は男性の3~4倍にも及びます。軟骨は再生能力がほとんどないうえ、今のところは再生させる治療法もありません。従って治療は対症療法になり、痛みには消炎鎮痛剤やヒアルロン酸の関節内注入で、ある程度効果はありますが、軟骨の摩耗を防止するレベルには至っていません。

運動療法

決め手にかける薬物療法に比べて期待が大きくなってきたのが運動療法です。歩行訓練が可能な人はウオーキングを一日20分以上、週5日の割合で実施、ウオーキングが出来ない人はつかまり足踏みをします(図1)。これは、1回に100歩から、可能なら200歩まで、一日2回、毎日行います。体重の一部を腕で支える事により膝にかかる負担を軽減できます。
他方、膝の下にクッションを入れた状態から膝を伸ばす運動を行い、1セット20回として1日2セットを毎日行います(図2)。膝を伸ばす筋肉を鍛えます。膝の痛みに関しては統計学的にいずれの方法でも軽減しますし、3ヶ月の訓練で運動能力も増加します。痛くて歩けなかった人でも、つかまり足踏みから始めて3週間前後で痛みが軽減し、ウオーキングが可能になる人が結構います。とにかく、普段から歩行などで足の筋肉の衰えを予防することが大切です。
変形性膝関節症
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