腹囲減少作戦│豆知識コーナー|練馬区 大泉学園の肝臓専門医・内科 大井手クリニック

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豆知識コーナー

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2009年1月1日

腹囲減少作戦

ハイライト
●大腰筋
●基礎代謝
●筋肉量

メタボとは言わせない

明けましておめでとうございます。本年も宜しくお願い致します。
今回は、昨年スタートしたメタボ健診のなかで受診者の方に特に衝撃的だった、健診史上初の腹回りを測る腹囲について、メタボといわれないための妙案をご紹介します。お腹のまわりに脂肪がつく原因の一つに、大腰筋という筋肉のゆるみがあげられます。女性に多い下腹部がポッコリ出ているタイプは大腰筋がゆるんでいるために起こります。大腰筋とは、腰の奥にある太ももの骨と背骨をつないでいる筋肉で、直立した姿勢を維持する時や、太ももを引き上げるために働いている筋肉です。この大腰筋がゆるんでくると、下腹部の緊張が保てなくなり、お腹が突き出たような姿勢になります。脂肪は緊張感のない部分につきやすく、大腰筋がゆるんで緊張感が保てなくなると、たちまちお腹の周りに脂肪がついてしまいます。従って、大腰筋を鍛えることで、姿勢がよくなり、お腹の周りの脂肪を減らすことが出来るのです

【大きな筋肉を鍛えて太りにくい身体に】
さらに大腰筋を鍛える大きなメリットがあります。それは「太りにくい身体」になることです。歳をとると太りやすくなるといいますが、それは基礎代謝と関係しています。基礎代謝とは、横になって静かにしている時に使われるエネルギーのことです。若い時はこれが高いため、摂取したエネルギーをどんどん消費してくれますから体内に脂肪が溜まりません。しかし、歳と共に基礎代謝は低下するため、脂肪が消費・分解されず、身体に溜まって肥満の原因となります。基礎代謝を高める上で大切なのは筋肉の量です。運動によって筋肉の量を増やせば、基礎代謝量が高まり、脂肪をどんどん燃やしてくれる、太りにくい身体にすることができます。だだし、筋肉量は歳と共に落ちるため、筋肉の量を保つ努力が必要となるわけです。筋肉の量を効率的に増やすには、出来るだけ大きな筋肉を鍛えるのがポイントです。それが大腰筋なのです。
(こまど社、こまど、2009,№7より)

腹囲減少作戦
【ポッコリお腹を解消】
大腰筋を鍛えるには、まずは日々の生活のなかで姿勢に気を付けることから始めます。一日に数回、お腹に意識を集中させて、姿勢を正しくします。下腹に力を入れ、お腹を引っ込めて力を入れて20秒キープします。イスに座っている時なら、お腹に力を入れて少し太ももを上げて足を浮かせると効果的です。一日数回、毎日続ければ、たったこれだけのことでも早ければ2週間ぐらいで効果が実感できます。お腹周りがすっきりするだけでなく、姿勢が良くなったり、ひとによってはお通じが良くなることがあります。肩こりが解消される場合もあります。
【大腰筋を鍛える運動】
もう少し頑張れる方は、
①その場足踏み;両手を大きく振りながらその場で足踏みします。太ももは床と平行になる位まで上げて1~2秒止めます。
②スクワット;足を肩幅に開き、背筋を伸ばしたまま太ももが床と平行になる位まで腰を沈め、ゆっくりと立ち上がります。
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