ー減塩の豆知識ー│豆知識コーナー|練馬区 大泉学園の肝臓専門医・内科 大井手クリニック

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豆知識コーナー

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2010年2月1日

ー減塩の豆知識ー

塩分を摂りすぎると高血圧になることは皆さんご存じだと思います。そうはいっても、晩酌やお客さんへのおもてなしなどでは、ついつい味のしっかりした塩分たっぷりの食事になってしまいがちです。私たちが日常食べる食品には加工された物が大変多く含まれています。加工食品は簡単な調理で食べることができるものや、長期間保存できるものなど、忙しい現代人にとっては有り難い、便利な食べ物です。
しかし、これら加工品のなかには、塩味をあまり感じなくても意外と食塩が多く含まれているものがあります。血圧と塩分の関係では、欧米人よりも日本人は塩分に影響を受けやすい体質を持つ民族なので、日本人の1日の食塩摂取量は10g以下が望ましいといわれていますが、実際の平均摂取量は11~ 13gとかなり多くなっています。日本高血圧学会によりますと、高血圧の方の1日食塩摂取量は6g未満にすることが推奨されています。この量は、ちょっと油断するとすぐにオーバーしてしまう量なので、特に気を付けなければならないのが外食と加工食品です。高血圧の方もそうでない方も、調味料としての食塩量だけではなく、加工食品に含まれている食塩量にも注意して、塩分の摂りすぎに注意してください。
(こまど,№10,2009,こまど社より)

低糖食品、塩分控えめ、食塩無添加とは

◆低塩食品;栄養表示基準により食品100g当たりナトリウムが120mg以下(食塩約0.3g以下)と定められています。低塩食品だからといって食べ過ぎには注意して下さい。
◆塩分控えめ;メーカーが独自に設定する味覚の表現なので、ナトリウム量は他の食品と変わらない場合もありますので、注意して下さい。
◆食塩無添加;食品加工をする段階で塩分を加えていないことを表します。食品そのものに塩分が含まれていないとは限らないので、表示されているナトリウム量を確認して下さい。

塩分をとりすぎないための工夫

●うまみ成分を多く含む「だし」を濃くすると塩分は控えめでもおいしくいただけます。 ただし、最近よく使われる「だしの素」などの加工調味料には塩分が含まれるので注意しましょう。
●酢、カレー粉、わさび、しょうが、香辛料などを利用すると少ない塩分でもおいしくいただけます。
●減塩味噌や減塩醤油は塩分を50%以上カットしていますので効果的です。
●焼き魚などは焦げ目をつけ、焼きたてを食べると塩味のいらないおいしさが得られます。
●麺類などは汁に非常に多くの塩分が含まれていますので、汁は残すようにします。

食品の塩分表示

加工食品の包装には栄養成分が表示されているものが増えていますが、多くは食塩量ではなくナトリウム量が示されています。ナトリウムは食塩に含まれている成分で、この値より次の式で食塩量を算出することができます。
  食塩量(g)=ナトリウム(mg)×2.54÷1000
例)ナトリウム800mgの場合
  800×2.54÷1000=約2gが食塩量です。

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