五月晴れ│豆知識コーナー|練馬区 大泉学園の肝臓専門医・内科 大井手クリニック

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豆知識コーナー

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2001年5月1日

五月晴れ

5月病

五月晴れ
日本社会は4月から新年度が始まるため、約1ヶ月が経った5月というのは新たな環境で仕事や勉強などが始まった人にとってはようやく慣れ始める頃でしょう。また、東京の気候も温暖で、日中は半そで姿で外出したりと、気分的には「最高!」とはいわないまでも心地良い季節だと思います。「春眠暁を覚えず」とはよくいったもので、昼間でさえも思わずコックリコックリと舟を漕ぐことしばしばではないでしょうか。しかし、こんな爽やかな季節でも悩み多い人は困っています。そんななかでも、昔から5月病といわれている、一種の無気力症候群があります。特に新入社員や新一年生は、がむしゃらになって目標を成し遂げた達成感の後の強い脱力感や、希望に胸膨らませてスタートした新しい環境が合わなかったりでうつ状態になることです。
うつ状態では様々な症状を訴えます。例えば眠れない、人と話をするのが億劫、食欲がない、気分がすぐれない、お腹が痛い、頭痛等々で、次第に会社や学校を休みがちになっていきます。現代のストレス社会では多くの人が多かれ少なかれ、うつ状態を自覚したことがあると思います。ですから、周りの人はうつ状態でもそれさえも人には言えずに悶々としているんだと思えば少しは気も楽になるし、これは季節的なものとしてとらえ、あせることなく、そのうち忘れてしまうと気楽にかまえてもらうのが一番だと思います。もし、不眠や頭痛がひどければ、一時的に薬を内服してもいいでしょう。一方、高齢者の場合は初老期うつ病かもしれませんので御相談下さい。

片頭痛

最近、頭痛の講習会があったので出席し、最新の話題について勉強してきました。脳腫瘍やくも膜下出血は別としてこれまでは頭痛といえば皆同じで、単に頭痛薬で様子をみるだけでした。しかし、ただの頭痛にも様々なタイプあり、詳しく話しを聞けばその診断と治療を正確にすることが出来ます。なかでも、片頭痛といえば片側ばかりが痛むもと思っていましたが、両側が痛むことがあるとのことでした。さらには、有名な前兆である閃輝暗点(暗い視野の中にきらきら)を伴わない方が多いとか、休日に多い、生理と関係ある、吐き気がある、拍動性、などなどです。今回の5月病でもうつ状態で頭痛を訴える患者さんがいますが、なかには片頭痛の方もいらっしゃるかもしれません。片頭痛だと一般の頭痛薬ではおさまりせん。頭痛でお悩みの方は一度ご相談下さい。
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